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「特捜部Q 吊された少女」

 いよいよゲットしました。北欧ミステリの雄デンマークの特捜部Qシリーズの待ちに待った6冊目が出て、これを予約したところ先日ゲットする幸運が訪れました。
 もちろん、今回も特捜部のカール、アサド、ローセのお馴染み3人を軸にまた難事件が発生する。
 発端は、カールにボーンホルム島に長年勤続の警官ハーバーザードからの電話であった。しかし、真剣にカールが取り合わなかったため、ショッキングな出来事を引き起こしてしまうのだった。
 ここでハーバーザードが依頼したかった事件とは何か??それが今回の核心でもある。
 3人の性格と言動、お互いのやりとり、これらがますます面白くてこの警察ミステリを盛り上げている。世界的な人気もよくわかる。
 すなわち、仕事のストレスで苦しみ、不満だらけのカール。かれは独特の皮肉屋でもある。自信家で鋭く、あけすけなローせ。そして不可思議な側面を持つアサドの絶妙なコンビネーション。彼らの会話もストレートに楽しめるのだ。
 二人は体をはって犯人に向き合う→今回も大変な目にあう。ちょっとタフで不死身なところもあるのです。
 それにしても、カールが飛行機嫌いで、アサドがフェリーの揺れに弱いと初めて知ったよ、笑い。こんなささやかなところも楽しめるのだ。→ そして3人はボーンホルム島に向かうのである。いつもながら三人三様の調べ方も面白い。
 現地の警察官は、一人の少女が車の引き逃げにより木の上にはね飛ばされ、逆さ吊りとなった事件について話すのだった。そして、ハーバーザードはその第一発見者で、真相解明に執念を燃やしていたようだ。
 登場人物たちのうちで、怪しげな「人と自然の超越的統合センター」のカリスマ的指導者アトウ、彼の片腕の役割の女性ピルヨ、そしてアスリートのワンダの二人の女性同士の対立と対決?嫉妬、ある種のパッションが内容を読み応えのあるものにしている。
 アサドとカールが聞き込みを続けているうちに、天使のように愛らしい少女アルバーテが実は周囲の友人たちと様々なトラブルを抱えていたことも判明してくる。
 しかし、100ページを過ぎたところで(全体は617ページ)、犯人がわかってくるのは??早すぎないかとも思う。まあ全体の筋の運びの面白さをマイナスにすることはないにしても、ちょっと気になるのだ。実はここまで読み終えたところでこう書いたのですが、作者はどっこい一筋縄ではいかないストーリー展開を用意していたのですw-。欺されました。
 単純な筋道ではないのが北欧ミステリの特徴ですねえ。それをすっかり忘れておりました。
 ワンダとルームシェアをしていたシャーリーの存在感も大きいです。
 唯一不満なのは、犯人らしくない人物が元の犯人であったのですw-。ネタばらしはしませんが。
つまり意外性ということですね、これは。なので、犯人が複数存在し、行方不明の人物、複数の死体があるわけですよね。
 ファンへのサーヴィスとして、カールの盟友ハーディの行動も挟み込んで生き生きと活躍?させる。そしてかの事件の真相の一部も、宿敵の殺人課の上司ラースの記者会見という形で明らかにされる。もちろん、カールによるその場の巧みな利用?とその後のトラブルも描いていて、ますます面白いのだ。
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サマンサどら猫

Author:サマンサどら猫
 FC2ブログへようこそ!ミステリ大好き人間ですw-。そして、冬以外はアウトドア系(山登り、ハイキング、ウオーキング、サイクリング、釣り)、日帰り温泉、旅行などの趣味を楽しんでいます。茶トラを飼っていて、名前がサマンサです。卓球やバドミントンも好きで、最近は弓道も始めました。

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