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「ポスト資本主義」は示唆的な本だった、の巻

 岩波新書の、広井良典さんの「ポスト資本主義」を読みました。ゆうべ一気に読んだので、疲れました。でもなかなか面白い提言があり、示唆に富んだ本でしたよ。
 副題が『科学・人間・社会の未来』です。
 まず、資本主義というもの(実はよく使うけれど、相当やっかいな概念だ)を歴史→グローバル(グローバリズムじゃない)な人類史の観点で分析し、現代の日本のような先進国(資本主義の先進国という意味)の現状を「定常化」と位置づける。
 そこから哲学、未来学、生命科学、そしてSF小説を分析の材料として動員しながら、「資本主義の未来(これからの行く末)」についての提言をラストで展開しておられる。それが魅力的なアイデアとなっているのだ。
 構成は、序章が『人類史における拡大・成長と定常化』-ポスト資本主義における座標軸。
『第Ⅰ部 資本主義の進化』  『第Ⅱ部 科学・情報・生命』 『第Ⅲ部 緑の福祉国家/持続可能な福祉国家』となっている。
 結局のところ、経済と倫理とのバランス(古くて新しいテーマだ)、近江商人の家訓(三方よし)、そして現在の貨幣の多様化にたいして、むしろローカル化(地域通貨、コミュニティ通貨)の視点をふまえながら、「持続可能な福祉社会」への道に未来があると結論づけておられる。
 現実のモデルとしては、北欧型の福祉社会を頭に置いておられるのだろう。これには共感する。
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サマンサどら猫

Author:サマンサどら猫
 FC2ブログへようこそ!ミステリ大好き人間ですw-。そして、冬以外はアウトドア系(山登り、ハイキング、ウオーキング、サイクリング、釣り)、日帰り温泉、旅行などの趣味を楽しんでいます。茶トラを飼っていて、名前がサマンサです。卓球やバドミントンも好きで、最近は弓道も始めました。

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