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折原一「侵入者」のたくらみのトリックの巻

 ブログのタイトルは日本語としてちょっと変だぜい?と思った人はもう折原マジックに嵌まるしかないでしょうなあ、笑い。
 この「侵入者」はそれほど「折原ワールド」でいっぱいなんですw-。読めばわかる。それしかないのだ。
 でもそう言ってしまえば身もふたもないので、いつも通り紹介しつつ書いてみます。
  副題が『自称小説家』。北森鴻さんとともに、私の好きな日本のミステリ作家の一人が折原さんです。どれぐらい好きかといえば、折原作品の文庫本を20数冊集めて読破。でも、それをまとめてブックオフコーポレーションに売った過去があります、笑い。
 このところ、折原作品は、現実に起こった事件を題材として「折原色」に染めて書かれている傾向がありありです。
 これも、例の「世田谷一家殺害事件」を取り上げたものであります。
   ○ ストーリー
 ・プロローグ 折原さんらしい導入。不気味なピエロが怖い。実はこのピエロが主役でもある。
 ・第一部 自称小説家
 ・幕間
 ・第二部 侵入者Pierrot
 ・エピローグ
 以上の章から構成されている。「ピエロ」は主役なので、最初からラストで出ずっぱりだ。「自称小説家」とは、語り部のようなもの。何故なら、彼の目をとおして話が進んでいく部分が大半であるから。
 名前は塚田慎也。自費出版のミステリ本1冊しかない、いわゆる自称小説家である。
ほぼ迷宮入りが近くなった資産家夫婦殺人事件の現場近くに住む塚田が、遺族の一人の柿谷民夫(殺害された夫の弟)から事件の調査を依頼される。
 功名心と金(懸賞金5百万プラスお礼金5百万)につられて引き受けるというものだ。そして彼の取材と聞き込みが始まる。
 ところが、ここからが折原ワールドに入っていくのだ。実は、彼が書いた唯一の本は、以前の放火殺人事件を題材としている。しかも、事件前に当事者夫婦両方から自伝を書くよう依頼され、かなりの額の現金を受け取っていた。→そして夫婦は何者かの手で殺害され、放火され焼死。
 中盤以降はこの2つの殺人事件に絡む?と思われるピエロ、そして塚田、さらに怪しい車いすの老人も登場する。
 そして、「百舌のはやにえ」が効果的に度々出てくる・・・・・これが殺人の予兆?として使われている。少なくとも読者はそう思い込まされる。
 ラスト近くでは、最初の事件、第2の事件が交錯し、さらに真相解明という名目のもとで、第2の事件の再構成を塚田がシナリオ化し、事件の生存者で再演するといった提案がなされ、劇が演じられていく。・・・・・果たして、これで真相が判明するのか?それとも折原トリックに欺かれるのか?興味津々だお思いませんか?
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サマンサどら猫

Author:サマンサどら猫
 FC2ブログへようこそ!ミステリ大好き人間ですw-。そして、冬以外はアウトドア系(山登り、ハイキング、ウオーキング、サイクリング、釣り)、日帰り温泉、旅行などの趣味を楽しんでいます。茶トラを飼っていて、名前がサマンサです。卓球やバドミントンも好きで、最近は弓道も始めました。

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