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イタリア映画「鑑定士と顔のない依頼人」の巻

 この映画はレンタルして正解だ。極上のミステリと言ってもいいだろう。
 主演が、どこやらで観たなあと思っていたら、「ピーターセラーズの愛し方」で、怪演?奇演?ともいえるインパクトを与えたジェフリー・ラッシュ。音楽はエンニオ・モリコーネ、監督がジュゼッペ・トルナトーレ。
 ○ ストーリー
 名だたる鑑定士で遣り手のオールドマン。「名だたる」ということは、裏工作やあくどい取引もやってのけるという曲者でもある。不幸な育ち方から他人を信用せず、利己的で、安く買いたたいた絵画のコレクションを私蔵している。もちろん結婚をしないで、家族も持たない。
 彼のところへクレア・イベットソン(シルヴィア・ホークス)という若い女性から両親の残した家具についての相談が持ちこまれる。これが全ての始まりだ。
 そしてオールドマンは、とある古びたヴィラ(屋敷)に行くことに。姿を見せない依頼人・・・・ただし、電話でのみ応答がある。曰くありげな屋敷と古くさい家具、そして姿のない依頼人。ここからは幾つかの予想が成り立つ。→ ①の予想:これはヴィラの雰囲気、姿を見せない依頼者・・・・てっきりサイコ調の?ホラー系の映画かなと思わせることありありだ。とにかく、壁の向こうにいるらしいクレアとの駆け引きで引っ張る。
 ②の予想:屋敷のあちこちに奇妙な歯車のような部品があり、オールドマンは幾つか拾って、機械いじりが得意な青年に見せる。オートマタ(自動人形)の部品らしいと彼は断言。つまり、自動人形と奇妙な依頼人とが繋がるような想像のミステリ映画かな?とも思わせる。
 ③の予想:騙しの(つまり詐欺)ための壮大な仕掛け作りの映画。4分の3くらいは①と②の雰囲気で、最後に「ある結末」におとしこむ、このへんの持って行き方が面白い。
 ④の予想:偏屈な主人公の生き方が奇妙な依頼人にかかわるうち、ある純愛に変化する。ロマンス映画の一種。
 どの予想が当たるかは観てのお楽しみでもある。そして、色々なトリックと伏線があって、楽しめる極上の映画でもあるのだ。
 ○ ストーリーの続き
 やがて「広場恐怖症」らしい?クレアと会い、オールドマンは彼女との付き合いにのめり込んでいく。あまり書きすぎるといけない。このへんでネタばれにならないように抑制しておこう。
 主人公の喜怒哀楽が実にうまく生きている。はまり役だと思う。
 ラストで、クレアの話の中にあったプラハの広場の場面と、カフェ「ナイト&デイ」の、時計の歯車に取り囲まれた独特の雰囲気が最高だ。あー、プラハの街は古めかしい、懐かしい雰囲気がある。このへんの演出も巧い。私ももう一度プラハに行きたいな、笑い。
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サマンサどら猫

Author:サマンサどら猫
 FC2ブログへようこそ!ミステリ大好き人間ですw-。そして、冬以外はアウトドア系(山登り、ハイキング、ウオーキング、サイクリング、釣り)、日帰り温泉、旅行などの趣味を楽しんでいます。茶トラを飼っていて、名前がサマンサです。卓球やバドミントンも好きで、最近は弓道も始めました。

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