スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大倉崇裕「蜂に魅かれた容疑者」

 
蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係
(2014/07/10)
大倉 崇裕

商品詳細を見る

 大倉さんのユーモア・ミステリに分類できるものだ。ある意味で、表題通り「蜂」が主人公であるともいえる。
 強面で、元警視庁捜査一課の須藤友三。現在は総務部総務課の動植物管理係という奇妙な(珍妙な?)部署にいて、唯一の部下は田丸弘子。彼と、警察博物館勤務の薄(うすき)圭子の珍妙コンビが大活躍するというものだ。
 すでにヨーム事件(動物たちを扱ったミステリ短編集の中の傑作で、本編中ひとこと触れてある。このブログでも紹介済み)で二人の鮮やかな推理と行動が実証されている。
 今回は、背景に「ギヤマンの鐘」という、いかにもカルト集団を思わせる(オウム真理教事件をおもいおこさせる)宗教集団の暗躍があり、警視庁の鬼頭管理官が狙撃された重大事件がある。
 山歩きの青年が、偽の道標に迷い、凶暴なスズメバチに刺された被害や、高速道路でアルファロメオの二人乗りの男達が蜂の入った箱を投げ込まれて衝突事故を起こしたり、郊外の路線バスでの蜂騒ぎとか、母子の散歩中での蜂の襲撃とか、蜂にまつわる事件が頻発。
 これは蜂を使ったテロなのか?それとも個人的な恨みの事件なのか?動植物に詳しい圭子が、ユーモラスな会話を須藤と交わしながら事件の核心に迫っていく、というものだ。
 「福家警部補」のシリーズで実証済みの大倉さんのトリック?と謎解きが冴える。
 他の登場人物として、須藤の部下の田丸弘子、赤磐署の巡査部長田之倉、鬼頭管理官がそれぞれ個性的な存在感を見せる。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

サマンサどら猫

Author:サマンサどら猫
 FC2ブログへようこそ!ミステリ大好き人間ですw-。そして、冬以外はアウトドア系(山登り、ハイキング、ウオーキング、サイクリング、釣り)、日帰り温泉、旅行などの趣味を楽しんでいます。茶トラを飼っていて、名前がサマンサです。卓球やバドミントンも好きで、最近は弓道も始めました。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。