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高橋克彦「ジャーニー・ボーイ」

ジャーニー・ボーイジャーニー・ボーイ
(2013/11/07)
高橋克彦

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 これは高橋さんの新境地?久しぶりに面白い小説だ。これまで高橋さんの小説は、初期のものからブログで何冊も感想を書いてきたが、今回はその目の付け所にまず感心させられた。イザベラ・バードの題材をとったところが成功した一因であろう。
 ストーリー: もちろん主人公は、あの明治初期に「日本奥地紀行」をしたためたバードだが、ここでは彼女の旅に寄り添った案内人の伊藤鶴吉がむしろ主役として描かれている。得意の英語を生かして、上野精養軒で、外国人へのサービス(料理の内容や説明、そして様々な相手をすること)を生業とする快男児だ。岸田吟香や大倉喜八郎といった実在の人物からの推薦で、バードの案内役に白羽の矢が立ったのだ。
 そして、バード(あの時代の希有な旅行家で、大胆な女性)との面接と、困難な旅の模様が実にリアルに表現されている。しかも、柔術家の丸山(実は外務省が密かに頼んだ護衛役)との掛け合いと、二人の胸のすくような活躍が見どころでもある。さらに、日光を過ぎてからの新たな護衛役の男女(田郷とさわ)との行動もテンポよく進んでいく。
 バードの旅をこれらの日本人達が懸命にサポートする、といういかにもありそうなところに着目しておられるのがいいし、読ませどころでもある。
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サマンサどら猫

Author:サマンサどら猫
 FC2ブログへようこそ!ミステリ大好き人間ですw-。そして、冬以外はアウトドア系(山登り、ハイキング、ウオーキング、サイクリング、釣り)、日帰り温泉、旅行などの趣味を楽しんでいます。茶トラを飼っていて、名前がサマンサです。卓球やバドミントンも好きで、最近は弓道も始めました。

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