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三浦しをん「神去なあなあ夜話」

神去なあなあ夜話神去なあなあ夜話
(2012/11/28)
三浦 しをん

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 前作「神去なあなあ日常」の続編。前作が、主人公の成長と自立の物語であったのに対し、今回は、神去村(三重県の山奥の村、林業での生業でくらしている)のより深部の伝説を含む村の物語ともいうべきであろう。そして若者らしく、主人公の体験する恋の物語でもある。
 登場人物は、前作に出てきたメンバーばかりだ。
 すなわち、二十歳になった平野勇気、そして彼が住み込む家の家族の飯田与喜(ヨキ)、妻みき、繁ばあちゃん、犬のノコ、勇気が想いをよせる直紀、小山三郎じいさん、中村清一(林業会社の経営者)。
 第1夜から最終夜まで7話仕立てになっている。例えば、第1夜は、神去村が何故出来たのか、神話=民話にもとづく「いわれ」についての話だ。これが実に軽妙でユーモラスであるのだ。笑いが止まらないぐらい。話の展開は、勇気がパソコンにむかって神去村の日常を綴る形式となっている。この村は山のてっぺん以外はケータイも通じなくて、メールのやりとりもできない環境にある。恋の行方も今日の普通の世界とは異なっている。それがまた良い効果を生み出しているのだ。
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森俊男、佐藤明他「弓道の雑学事典」

弓具の雑学事典弓具の雑学事典
(2010/07/23)
森 俊男、佐藤 明 他

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 これは便利な事典です。弓道の歴史から始まり、弓と矢の国際比較、弓道の弓、矢、弽、筆粉、ギリ粉といった道具類にいたるまで、丁寧に説明されているからだ。
 そして、「裏技」と称して、矢筈や矢尻の修理方法などについても役立つ方法が詳しく書かれているので、弓道の練習に励む学生、社会人にとっても強い味方になる。

テーマ : ●弓道●
ジャンル : スポーツ

坂崎重盛「ぼくのおかしなおかしなステッキ生活」

ぼくのおかしなおかしなステッキ生活ぼくのおかしなおかしなステッキ生活
(2014/01)
坂崎 重盛

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 まさにおかしな「ステッキ」にまつわるエッセイです。紳士がステッキを持たなくなって久しいので、そのファッションが分かりません。著者の坂崎さんが、なぜステッキ愛好家になったのか、収集の趣味を持つようになられたのか、縦横に、楽しい写真も入れて語って(書いて)おられる楽しい読み物です。
 プロローグが『紳士の友・人生の伴侶-ステッキ10得』という洒落た題名であります。
 そして、世界中のステッキとの出合いを綴っておられるのです。イギリス、エジプト、スペインなどなど。

ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン「国家はなぜ衰退するのか」上

国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源
(2013/06/21)
ダロン アセモグル、ジェイムズ A ロビンソン 他

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 副題が、『権力・繁栄・貧困の起源』だ。つまり、アメリカ、イギリス、ドイツなどの裕福な国々と、サハラ以南のアフリカ、中央アメリカ、南アジアなどの貧しい国々の格差は何故生じたのか?序文で、エジプトを例に挙げて、その問題の根元が歴史的な背景(政治制度、経済的要因)にあると提起している。
特に『第1章 こんなに近いのに、こんなに違う』で、フェンスで国境線とするアリゾナ州ノガレスとメキシコのソノラ州ノガレスを例示し、何故両者の間に貧富の格差があるのかという問いにはインパクトがあって面白い。当然ラテンアメリカとコンキスタドールたちの歴史にまでさかのぼっていく。その際「インセンティヴ」(誘因)というキーワードを著者達は多用する。
 『第2章 役に立たない理論』では、従来の「地理説」、「文化説」、「無知説」への反証で、これが挑戦的で面白いのだ。
 そして、第3章から第6章まで、新石器革命、マヤの都市国家、旧ソ連の社会主義システムの矛盾を縦横無尽に語り、『第7章 転換点』で、1688年の政治革命(いわゆる名誉革命)がイングランドの政治制度を変え、産業革命にいかに結びついていたのかを明らかにしている。そして、イングランドの台頭にいたる歴史過程において、黒死病以後の西欧と東欧との違いも丁寧に説明する(これらは従来のヨーロッパ史の定説を踏まえている)。洋の東西の歴史を例示しながら、著者らは「創造的破壊」の役割(技術革新、イノベーションに相当する)と、それを否定したり、阻止する政治制度=絶対王政(スペイン王国の支配、ハプスブルクの帝国、ロシア帝国、オスマン帝国の例)の相克を明解に語るのである。

稲垣源四郎「やさしく教える弓道教本」

やさしく教える弓道教本やさしく教える弓道教本
(1997/05)
稲垣 源四郎

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 弓道範士九段の稲垣先生の著であります。九段というと、弓道では、もう最高峰のような存在です。
 弓道の稽古をする者にとって、全日本弓道連盟の「弓道教本」はバイブルのようなもの(常に携行し、読んで、段級審査前にも確認する)ですが、その理解を行き届かせるために書かれたと「まえがき」にあります。そして、日置流印西派の射法を正しく伝えるためにも書かれたとあります。構成は次のようになっています。
 第一章 用具と服装
 第二章 射法の基本
 第三章 射法の実際
 第四章 射礼と体配
 第五章 弓道史の凡そと現在の弓道
 この本の特徴は、表現は平易で奥がとても深く示唆に富んでいます、さらに、体配や行射を、写真ではなく、高速度カメラなどの映像からイラストにおこしておられ、それが独特の味わいと迫力をもたらしています。 *口絵の写真には、「甲冑を着用された敵前射形」と「射法八節」を示された先生の写真があります。

テーマ : ●弓道●
ジャンル : スポーツ

落合榮司「百発百中を目指す! 勝つ弓道」

百射百中を目指す!「勝つ弓道」のポイント50 (コツがわかる本!)百射百中を目指す!「勝つ弓道」のポイント50 (コツがわかる本!)
(2009/11)
落合 榮司

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 日大の弓道部監督の落合さんが、日大の部員の弓道の動作・所作から射法八節、射法の実践的ポイント、トレーニングと矢筋矯正、弓具の正しい扱いと精神面の強化について書いておられる。
 全体を50のポイントにしてわかりやすく解説しておられる。いうまでもなく、写真が豊富で、見やすくわかりやすい。現役の大学のトップクラスの弓道部員のフォームだけあって迫力がある。
 それぞれのポイントにおいて、「効くツボ」(各3点)が要点を短く、適切に配置されているのがとても参考になる。

テーマ : ●弓道●
ジャンル : スポーツ

スポーツ・ステップアップDVDシリーズ 弓道

弓道パーフェクトマスター―基本技術から的中率を上げる極意まで! (スポーツ・ステップアップDVDシリーズ)弓道パーフェクトマスター―基本技術から的中率を上げる極意まで! (スポーツ・ステップアップDVDシリーズ)
(2009/10)
村木恒夫

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 DVDが付いていてわかりやすい。現在、道場で弓の稽古をしています。師範の先生方をはじめとして、丁寧に教えてもらっていますが、自宅で自学自習するのにこれはとても便利な本です。
 体配の練習もできるし、射法八節がDVDと写真でビジュアル的にわかるからです。神奈川県の弓道連盟の村木恒夫さんの監修となっていますが、わかりやすい解説があり、写真とのバランスもとれています。また、別冊として、弓道のルール、段級審査の基礎知識も付いていて重宝しています。

テーマ : ●弓道●
ジャンル : スポーツ

門井慶喜「こちら警視庁美術犯罪捜査班」

こちら警視庁美術犯罪捜査班こちら警視庁美術犯罪捜査班
(2013/10/18)
門井 慶喜

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 これまでも美術関係や図書館関係、ホテル関係で独特のミステリを書いてきた門井さんの楽しい美術ミステリだ。
 主たる登場人物は、美術犯罪捜査班(実は2人だけなのだが、「相棒」みたいだ)の、美術には全く素人の三田村豪気、上司の岸すみれ。それと謎の人物大迫龍次。
 5編が収められている。
『こちら警視庁美術犯罪捜査班』: レンブラントのエッチングを一人暮らしの老人に売りつけた詐欺事件の捜査に、豪気とすみれのコンビが、何と八丈島に赴くのだ。とんちんかんの豪気をすみれがフォロー。事件は解決する、というもの。黒幕として、すみれの元夫の大迫が浮上する。
『てのひらのロダン』: ロダンの彫刻をおばあさんに売りつけた美女。背後に美術詐欺を操る組織と人物の気配が・・・・。そして、すみれがバツイチで、子どももあることが判明。
『仏像をなめる』: 3・11をくぐり抜けた仏像の有り難いご利益をもたらす仏像があり、なめると塩味がすると大変な評判になる。ここにも大迫の陰があるとにらんだ二人が、贋作を見事に暴いていく。この辺は美術品のミステリを書いてきた門井さんの冴えがある。
『自分で自分の贋作を』: キリコの作品をデパートを介して売ろうという大がかりな詐欺を企む大迫。ここで捜査班と大迫との本格的な対立が激しくなる。
『なぜ保険会社がゴッホを買うか』: 60億円ともいわれるゴッホの自画像を大迫が某保険会社に持ちこむ。最後の大迫の賭けに対向して、捜査班の二人との行き詰まる対決が火花を散らす。
 最後にちょっとしたオチもあり楽しみがある。今後シリーズ化するのか興味があるところだ。ファンとしては、是非続編がほしいところだ。

「推理作家ポー最後の5日間」

推理作家ポー 最期の5日間 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]推理作家ポー 最期の5日間 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
(2013/03/20)
ジョン・キューザック、ルーク・エヴァンス 他

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 あのポーが探偵役を務めるという意表をついた企画の映画だ。それと、私の好きなジョン・キューザックが出ているので、早速レンタルした。
 まあサスペンス・スリラー仕立てである。ルーク・エヴァンスが警部役として共演。なかなか良い味を出している。監督はジェームズ・マクティーグ。ポー自体は最後の頃の行動が謎らしいと、このDVDの後に付いている解説で知った。だから自由な発想もできたのだろう。その辺が面白い。
ストーリー: アル中のポーは、作品にも行き詰まり、酒ほしさに酒場をうろついている。その頃、母娘殺害のむごたらしい連続殺人事件が発生する。当時の警察が部屋を調べるが、一種の密室状態だった。さらに、残酷な殺人も発生。これらの手口はポーの作品(「告げ口心臓」「アナベルリー」など)と極めて類似していた。
 一方、ポーはあこがれの女性エミリー・ハミルトンにプロポーズ。しかし、彼女の父が催す仮面舞踏会での犯人からの予告があり、ポーや警部フィールズが張り込むが、巧妙な犯人はエミリーを誘拐。ポーがフィールズと協力してこの犯人追及と謎解きに奔走するが・・・・。
 キューザックのポーは、なかなか複雑な性格を演じていて巧いなと思う。
プロフィール

Author:サマンサどら猫
 FC2ブログへようこそ!ミステリ大好き人間ですw-。そして、冬以外はアウトドア系(山登り、ハイキング、ウオーキング、サイクリング、釣り)、日帰り温泉、旅行などの趣味を楽しんでいます。茶トラを飼っていて、名前がサマンサです。卓球やバドミントンも好きで、最近は弓道も始めました。

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